あらすじ

俺は洋一、海原学園の2年生だ。

未だ彼女はいない、が……女の子に関して一つだけ、俺には重要な理想がある。

それは……『裸エプロンが似合う』と言う事に他ならないっ!

ああ……裸エプロン……やっぱ男のロマンだよなぁ(うっとり)いつか彼女がで来たら、絶対やって貰おう! 


そんなある晩、たまには早く寝ようとしていた俺の部屋に、幼馴染の貴美がやっていた。

幼馴染……と言えば聞こえはいいが、たかが数ヶ月歳上なのを良い事に、まるでお姉さん気取りで口うるさいったらありゃしない。

そんな彼女は、俺が今日も委員会をサボった事を怒っている。

たまたま風邪ひいて休んだ時に勝手に決められた委員なんて、面倒くさくてやってられないぜ!


が、もう一人の委員である貴美にはそんな理屈は通用せず、頑固に「委員会に出ろ!」とがなり散らす。

したない……俺は貴美に出て欲しくばと条件を突きつけた。

「裸エプロン姿でおねだりしてくれたら……たわばっ!?」

しかしそう言い終わる前に、貴美のしなやかなケリが俺の延髄に決まり、俺はそのままベッドに倒れ意識を失った。

 ………………

 翌朝。
俺の眠りは、再び貴美のやかましい声で妨げられた。

なんでも今朝も打ち合わせがあるとかで、勝手に部屋に入ってはうるさくわめき散らす。

あまりのやかましさに不承不承ベッドから身を起こすと……そこには裸エプロン姿の貴美が居た。

そうかっ! とうとう俺の理想を理解してくれたかっ!!が、思わず抱きつこうとした俺に、容赦のない蹴りをかます貴美。

おまけに恥じらいもなにもありゃしない、飄々とした雰囲気で俺をベッドから引きずり下ろす。


そのまま俺に着替える様に指示すると、さっさと部屋を出て行ってしまう。

おいおい……そんな格好のまま出てゆくなよ……そう思って慌てて着替えて後を追う。

しかし、貴美は当然とばかりに靴を履き、玄関の外で待っているではないか!?

そんな俺の手をグイグイ引っ張って出てゆく貴美。

お、おい……いくらなんでも、そんな尻丸出しの格好じゃマズイって!?

が、ふと街中を見て驚いた。

貴美はおろか、通勤中のOLや、女学生、ひいては子供や付き添いの母親まで、全ての女性が裸エプロン姿だったのだ!? 

まるで当たり前の様に裸エプロン姿の彼女達にあっけに取られている俺に、貴美はきょとんとしたままだ。

「はぁ? 女の子がこういう格好なの、当たり前じゃないの」

……まるで「女の子がスカートを穿くのは当たり前」と同義語の様な言いっぷりに、あんぐりと口を広げる俺。

冗談にしては、街中の女性が全員裸エプロン……あ、ちなみに男はいつも通りフツーだった。


……そうか、これはきっと、神さまからの贈り物に違いない!

高潔に裸エプロンを愛する俺への、ご褒美なのだ!!

こうして、深く考えるのを止めた俺は、るんるんと学校への道のりを歩いた。

 勿論、そんな俺を不審がる貴美を先に歩かせて……その丸出しのお尻を眺めながら♪